「稲むらの火」

STAFF
脚本:宇野小四郎
演出:伊東史郎
美術:片岡 昌
音楽:佐藤謙一・やなせけいこ
防災人形劇「稲むらの火」は、
全てのろうの子どもたちへ届けるため、
全国の聴覚障害教育を行う特別支援学校を
三年かけて公演します。
ある海辺の村での出来事です。
庄屋の五平衛が高台で、収穫した稲を束ねた「稲むら」を見て回っている頃、
ふもとでは若者たちが祭りの準備で賑わっていました。
そのとき、突然の地震が村を襲います。
幸い大きな被害もなく揺れはおさまり、五平衛はほっと胸をなでおろしました。
しかしその安心も束の間。五平衛は恐ろしいことに気付きます。
見ると、海水が沖合いに退いているのでした。
五平衛はそれが何の前触れか知っていました 津波です。
そのことを、声の届かない村人たちに伝えるために、五平衛は・・・・・・。

おまけタイム(監修 大杉豊)
災害時にはどんな困ったことにあうだろう?そしてその対策は?
ろう者が災害時に出会う障害を想定し、どう対応すればよいかわかりやすく説明します。
色々な災害を表す手話を学びます。

実際に考えられる災害時に困る例を説明します。

各学校の要望に応えられるように、地震の科学的なお話や高校生以上を対象とした内容も準備中です。
〜ろうの子どもたちに人形劇で防災教育を!〜
みなさんは、“いざ”というときの備えは万全ですか?
日本は、世界でも有数の地震大国です。いつ、どこで地震や津波に遭うかわかりません。地震や火災のとき、大切なことは…「いざというときどう対処するか。」日ごろからの心掛けや、防災に対する知識が、大きな分かれ目になります。
では、地震や津波のとき、ろうの子どもはどのように対処すればよいのでしょう?また、どのように災害に備えればよいでしょうか? そんなことを、人形劇を通じて楽しく学んでもらえたらいいな。という想いからこのプロジェクトは生まれました。
人形劇にするお話は、戦前から防災教育で取り上げられてきた『稲むらの火』。小泉八雲の『生き神さま』という安政南海地震津波の時の実話を、戦前に教科
書用に書き換えられたものです。主人公の庄屋の五平衛が、昔では大変貴重な財産の稲むらを燃やして津波から村人を救うお話です。地震後の津波への警戒と早期避難の重要性、また、人命救助のための犠牲的精神を伝えます。
人形劇の後には、地震や津波の被災者の方々や消防署の方々のお話、聞こえない人に必要な災害に対する日ごろからの心がけなどを予定しています。
