デフ・パペットシアター・ひとみ(ろう者と聴者が共につくる人形劇団) |
「はこ/BOXES じいちゃんのオルゴール♪」
STAFF
構成/演出:くすのき燕(人形芝居燕屋)
美術:太田拓美
音楽:田丸智也/やなせけいこ
舞台監督:勝又茂紀
マイム指導:チカパン
宣伝美術:門秀彦
照明:後藤義夫((有)ステージ・アイ)
大きい「はこ」に、小さい「はこ」。
冷たい「はこ」に、ぬくもりの「はこ」。
物語は、舞台に並んだたくさんの
「はこ」から始まります。
ある「はこ」のフタが開くとき、
人形劇『はこ/BOXES』の幕開けです。
この人形劇は、「はこ」で何でも
表現してしまうのです。
さて、そのなかで繰り広げられるドラマは・・・

少女が手にした一つの「はこ」。それは幼なじみの少年がプレゼントしたオルゴール。やがて2人は結婚して娘を授かります。さらに時は過ぎ、その娘も結婚して、家族はどんどん賑やかになりました。
そんな家族のまわりでは急速に文明が発展していきます。一つの部屋に集まって、一台のテレビをみんなで見る時代はすぐに終わります。それぞれの部屋で、家族はバラバラに過ごすようになりました。
そんなとき、今はおばあちゃんになった少女は、
孫に思い出のオルゴールを手渡しました。

<演出家のあいさつ>
〜シカク的演劇〜
「人形劇は視覚的な演劇なのだ。」てなことを、まだ若く、比較的素直だった頃に聞きました。三つ子の魂ではありませんが、この言葉は、未だに僕の人形劇づくりに大きく影響しています。
「じゃ、音声言語に頼らない、セリフのないような芝居をつくっちゃえばいいんじゃないの」てのが、僕の単純なところ。そんなわけで、これまでも数本、意味のあるセリフのない芝居をつくってきました。その副産物として、いくつか海外で公演も経験することができました。自慢ですが、中にはそれなりに成功をおさめたものもあります。
ところで、「意味のあるセリフのない」ってことは、「台本らしい台本がない」ってことでもあります。稽古の最初の段階であるのは、アイデアのみ。具体的にそれを仕上げていく設計図がないのです。そこで、僕は役者やスタッフの考えをもらっちゃうという姑息な手にでました。今流行のワークショップからの芝居づくりってやつですね。
今回もその手で、芝居をつくりました。稽古の最初の段階では、無数の箱をつかって、色んなモノをつくり、色んなシーンを表現してもらいました。おかげで稽古場は、直方体だらけ。
そんなわけで、今回は『四角的演劇』です。では、お後がよろしいようで。
くすのき燕
